沖縄の医療の現状

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院長のインタビュー

沖縄の医療機関は、充実しているのでしょうか? これは、県民はもとより、沖縄への移住を考えている方にとっても、見過ごせない問題ではないでしょうか。 そこで、今回は沖縄県医師会の常任理事であり、宜野湾記念病院の院長である今山裕康さんに、「沖縄の医療について」お話を伺いました。

中南部は充実、北部・離島は厳しい

「沖縄中南部の医療機関は、本土並みに充実していますね。
ただし、北部や離島などの、人口が少ない地域は厳しい。ヘリによる緊急患者の搬送が始まりましたが、新たな医療施設がなかなかできないんです」実際、北部から中南部の病院まで通うケースもある。

これは、近年不足していると言われる産婦人科にも同じことが言える。とにかく、北部・離島は専門的な医院が少ないのだ。 「ただし、産婦人科は、若い世代の育成が進んでいるので、早ければ4?5年後には改善の傾向が予想されます」

沖縄特有の病とは

主な「沖縄県は、生活習慣病になってしまう割合が全国1位。
さらに、肥満や糖尿病の病にかかってしまう方も非常に多いですよね。

車社会で、お酒と密接に関わる生活スタイルの影響は大きいと思います」特に、居酒屋が多い地域では肥満にかかる割合が大きいとの説もある。「これらの病が原因で亡くなってしまう60歳未満の割合も、全国1位、小児肥満率も1位!とても深刻な問題ですよね」運動不足になりがちな環境。それに負けない体作りを考えさせられる。

沖縄の健康事情・その他

「沖縄は高温多湿なのでカビが発生しやすく、そのせいか呼吸疾患になる方も数多く存在します。
胃ガンは少ないですね。これは、胃ガンの原因となる塩分の摂取量が日本一少ないためです。その反面、大腸ガンは多い。これは、食の欧米化が進んだ影響ですね」病は、食生活に大きく影響される。環境の変化に、注意が必要だ。また、戦後に受けたワクチンの影響で、現在でもウイルス性の肝炎が少ないという面白い話もある。

これからの沖縄

「北部や離島など人口の少ない地域には、医療・医師不足が目立ちます。沖縄への移住を検討している方は、この現状を理解し、自身の「健康管理計画」をしっかりと立てた上での移住をおすすめします。また、これからの医療のあり方として、インターネットを利用した医療を進めることや、喫煙指導のように、『教育の段階から健康の重要性』を説いていくべきだと考えます。実際、禁煙指導によって喫煙者の数は少なくなっているので、効果が期待できます」 さらに、「民間の病院や医師会など、医療界に携わる者同士の更なる連携が必要だ」と協調した今山さん。教育の部分から、健康の大切さを説くのは重要な意味を持つのではないだろうか。沖縄への移住を検討している方には、地域によっては医療施設が不足していること、沖縄はその風習が健康状態を悪化させている傾向にあることを頭に入れておいて欲しい。もちろん、日常生活を健康的に過ごす様に努めるに、越したことはない。